ぼくだけのPPL2014

日本ソフトウェア科学会の「第16回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ」(PPL2014)に参加してきました。初学会で右も左もよくわからない状態だったのですが、なんとか自分のポスター発表も終え、いろいろな人の発表を聞いてきました。自分のやりたいことは何なのかというのがちょっとずつ明確になってきたのが一番の収穫だったのですが、それはさておき、ほかの参加者がおそらく誰も出会わなかったであろう出来事を紹介して、ぼくだけのPPL2014とします。

ぼくは昼食をホテルで申し込んでおらず、遅れて到着した1日目はさておき2日目以降は自分でなんとかしないとダメでした。徒歩15分ぐらいのところにJR阿蘇駅があり、となりに道の駅もあるということなので、帰りは駅まで行くのでためしに散歩しておくか、と、2日目の昼は午前のセッションが終わったらひとりテクテクと駅まで。途中スマホで写真撮影などしつつ、雪の舞う阿蘇を楽しんでいました。

ああ、竹田というのはタケダではなくタケタなのか、などとひとり納得していたら、近所のおじさんに声をかけられました。かなりの訛りで半分ぐらい何を言ってるのか最初はよくわからなかったんですが、言われるまま民家の庭先に案内されました。

話を総合すると、どうも

  • この狛犬?は、熊本城の瓦をつくった職人さんがつくったもの
  • (庭の奥にあったおおきな兜をみせてもらい)その兜も台をつくって飾る予定
  • この兜や狛犬を作ったのは、この家の人の親戚で自分ではない。たぶん台をつくるのが自分
  • 台ができたら見にきなさい

ということらしい。「いつできるんですか?」「今月末」「いや、ぼく旅行であそこの旅館に泊まってる者でして」「あんたテレビの人じゃないのかね?」という謎のやりとりを繰り返した結果教えられたのは、「旅館の前の道をずーっと歩いて川のところを右折して少し進んだところにいろいろ展示してるから、見に来い」という情報。その場はそれで別れました。

その日の昼は無事に道の駅で弁当を買って食べ、翌日早朝に散歩がてら、言われた場所を探しに。


朝の阿蘇山はきれい。

旅館から5分ほど国道の旧道を歩いたら小さな川があり、そこを右に曲がって川沿いに進むと、衝撃の看板に遭遇。


何だこれは。


このあたりから昨日の話がだんだんわかってきたのですが、どうやら昨日会ったのはここに住む若宮さんらしい。息子さん?と思しき方が玄関先にいらっしゃったので、ご挨拶して見学させてもらう。


これがアート展示場。

中をのぞくと・・・左官アートの数々が!

セメントで描く松。

下書きなしの一発勝負・・・結構テレビにも出ているらしい。


これがセメント植木鉢。たぶん昨日言ってた兜を置く「台」というのはこういう系統のものだったのではないかと想像。

こんな取材記事もありました。
http://www.kab.co.jp/pc/satabura/tabi/120218.html

以上、たまたま昼食を予約しなかったがために起きた、PPL2014での一事件でした。プログラミングとはまた違うものづくりを見たのでした。