シゴトヒト3daysII プレイベントに行ってきた
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金曜日に、奈良県立図書情報館で開催されていたシゴトヒト3daysのプレイベントに行ってきた。去年からシゴトヒトの中村健太さんと、つむぎやの友廣裕一さんとがファシリテーターとして開催しているイベント。その前は西村佳哲さんが3年間やっていて、すべて本としてまとまっている。
今回のプレイベントは「本をつくるヒト」と題して、去年のこのフォーラムをまとめた本がどのようにしてできたのか、編集者さん、デザイナーさん、印刷屋さんを迎えてのトークイベントだった。
ぼくは大学生の頃に何冊かサークルで本を作って売っていた。本当に本が好きな人には遠く及ばない感覚はあるが本は好きで、印刷というものが好きだ。そして、久々に本を作りたいなという思いが最近ふつふつと湧きあがっている。そこでこのイベント。
http://kentikutonitijou.web.fc2.com/
「建築と日常」という個人雑誌。これを見て中村さんは「自分でもつくれるじゃん!」と思ったらしい。実際に去年作った
http://shigoto100.com/week2012shigotohitobunko
も、「自分で全部つくれたら粗利90%」と言っている。実際は編集とデザインはお願いしているので、その分はかかっているだろうけど。
僕も、なんとなく電子出版なら安価で書籍は高いのではというイメージを持っていたのだが、それはあくまでも一般の書籍流通を介せば、という話で、amazonも使わずにネットや手売りで販路を開拓できれば、本というのは決して儲からないものではない、と知った。これは頼もしい。
以下、自分へのメモ。
- 値段と部数はえいやで決める。プランニングポーカー的?
- シゴトヒトの本は通販はしていない。手売りへのこだわり
- デザインは3案ぐらいつくると1つに決まりやすい。これデザインに限ったことじゃないと思う
- 印刷会社は閑散期4−9月は安い。年明けは教科書印刷で忙しいらしい
- 藤原印刷さん http://fujiwara-i.com/
- 同じ思いで、いい本をどれだけつくれるか
- みなさんが思っているよりも、本はちゃんと作られている(禁則処理とか)
- アマゾンは殿様商売。本屋さんは2−3割だがアマゾンは4割取る。
- モーションギャラリー http://motion-gallery.net/ で本をクラウドファンディング。
- 文字起こしはインタビュー時間の3−4倍と考えておくとよいかと
- 編集というのは少なくともまる1日はかかる作業