嘘つき解散、バカ正直解散

衆議院解散と聞いて思い出すのは、宮澤喜一首相の「衆議院を解散する」というセリフである。ホントにそう言ってたのかどうか記憶は定かではないのだが、このwikipediaの記事を見るに、議長のセリフかもしれない。とにかくその「解散する」というイントネーションがおかしくて、「か」にアクセントがあったのを何度かマネして言ったのをよく覚えている。木下修司、10歳になる夏でした。

そう、この選挙をよく覚えているのは自民党が負けて55年体制が崩壊したとかそういう社会的な意味合いもあるのだけれども、単純に選挙日がぼくの誕生日だったから、である。あれから19年、また衆議院は解散してしまった。

あのときの解散に名前がついてたことをさっき上のwikipediaの記事で知ったのだが、あれは「嘘つき解散」だったらしい。選挙制度改革をやると言ってやらなかったから「嘘つき」と揶揄された宮澤総理だったそうだが、奇しくも今回は選挙制度改革をやって「バカ正直解散」ということか。改革自体について何か言えるほどぼくは詳しくないが、なんだか不思議なものを感じた。

個人のブログにおける選挙期間中の選挙の話はセーフなのかアウトなのか微妙なところもあるらしいが、いまのところ怒られた例はないそうなので、今回はできるだけいろいろ考えて書いてみたい。何回も言っているが、テレビを前にビールを飲みながら愚痴るのもいいのだが、現実的に国政に参加する手段というのは一票を入れるということ以外にあまりない。めっちゃ偉くなって社会的な地位を築く、という方法もあるのだが、いまのところそういう身分ではない。