奈良マラソン2013完走の記録
奈良マラソン2013、5時間49分35秒で完走できた。ほんまにしんどかったが、その気持ちを忘れないように以下記録。
レース前
- 当日朝5時半起き
- シャワー浴びてごはん、バナナもっていこうと思ってたが忘れる
- 家でトイレ大を済ませる。これ重要
- 学研北生駒まで徒歩、んで電車で近鉄奈良へ。電車は混んでない。
- 近鉄奈良からはゾロゾロと人が。混んでいる。
- 途中のローソンでウイダーインゼリーをたべ、ついでにトイレ小
- 到着したのが8時15分ぐらい。ほぼ着替えてきてたので、荷物だけ預けて準備運動を体育館の中で。体を冷やさないように、ぎりぎりまで室内にいる
レース
- 8:40ぐらいに並ぶ。
- 8:45に各スタートライン締切、開会式があって9時スタート
- 実際にうごきはじめるのは5分後ぐらい、スタートライン越えは10分後
- キロ8分ぐらいで刻もうと思うが、けっこうゆっくり走っても7分とかになる。
- トイレに行きたくなったので、止まるのがダメージになる前に早めにと思い2kmぐらいで。混んでないのでロスは2分弱。これによってほぼ最下位レベルに後退も、マイペースで走れてよかった。
- とにかく5km40分と思い、あせらず刻む。
- 10kmも過ぎてくるとペースダウンしてきた人がぼちぼち増えてくる
- 右ヒザは8kmぐらいの地点で痛かったが、一度30秒ぐらい歩いてみたら消えた。のちに、ひざの痛みなど足全体の激痛に比べれば大したことないと思いだす。思い知る。
- 給水でとにかくヴァームと飴、そしてバナナ。これが後々効いてきたのかは比較がないのでわからないが、よかったのだと思っている
- 20kmぐらいまではそんなにしんどいこともなく進む。
- 25km手前あたりで、あー足全体(特に裏側、ふくらはぎふともも両足両方)が痛いな・・・となる。マラソン走ったことない人は、遠足でむっちゃ歩いて疲れた日の足の10倍ぐらいしんどい版、と想像するとよい
- 天理のぜんざいはもう売り切れ
- 周囲は、もう歩いてしまってこのままリタイアしそうな人ばかり...メンタル的にヘコむ
- 25km半ばで歩きつつ、止まってストレッチしつつになる
- が、タイム的には25kmまでは5km40分で踏ん張る
- 前回の25.8km関門を越えた頃には、「もう次の関門はあかんかも・・・」と思う
- でも前回より進んだからいいや、とネガティブ思考
- 激痛により26.5kmぐらいのところで停止、座り込む
- 数分後になんとか気合いで歩き始めるが、痛い
- 26-27kmの1kmに20分近く要したと思う
- ここで終わりか、と思う。が、「まだ走れないわけではないので、足が吊って歩行不能になるまでは行こう」と根性をしぼりだし、また走りはじめる。天理の名阪国道越えの急坂の手前あたり
- なんと!長く休んでいたせいか足の痛みが走るにつれ回復。「これはいけるんちゃうか?」と思い、そのままの勢いでみんな歩いているすごい坂道をキロ6分台の好タイムで通過、途中「ウオォッシャァ★▼※」といった意味不明な奇声を連発し、次の関門を残り4分ぐらいで通過
- このまま走れれば5時間半ぐらいでゴールできるんちゃうか?という余裕すら
- 名物の三輪そうめんエイドがあったが、食べてたらリミットと思い通過。結局奈良らしいもの食べず。
- しかしその余裕は5キロももたず。また31km過ぎで停止。ここからは、ときどき停止、屈伸、ストレッチ、んで走るだけ走る、走るときは7分から7分半ぐらいのペースで、トータルでキロ8分ぐらいを保てるように、という感じ。
- あと10kmと出ても、特に安心する気持ちはない。特に、足がつったら終わりやから変に飛ばすのはやめようとだけ思う
- しんどい
- 本当にしんどくてあまり記憶にないが、なんとかタイムリミットの関門は通過していく
- ただ、「歩いても走っても痛さはほぼ変わりないので走ろう」という気持ちは持つ。これかなり重要だった、今思い出すと
- かわいい女子高生とかもういないが、ハイタッチの力を借りて気合いを出す
- これは大丈夫と思ったのは残り2kmぐらい。ここからスピードをあげる
- たぶん最後の2kmは13分ぐらいで走ったと思う。
- 残り1km地点に妻と娘がいたらしいが気づかず。陸上競技場までの坂で、大半の人が歩いている(歩いても6時間以内にゴールできそうな時間なので)中、ペースアップして抜く
- 競技場に入ったら有森さんがいた、ハイタッチ
- 最後の直線だけダッシュしてゴール
- ゴールしたらしんどかった数々のシーンを思い出して泣いた。人生で初めて、感極まって泣いた。
- もう走りたくない、と思った
思ったこと
- 人間の本当の限界というのは、自分が普段設定しているところよりも、もっと上のほうにあるのだと「体感」した。もちろん、安全なところに自分なりにボーダーを引くのは、防衛本能みたいなもので、それはそれで重要な能力だとは思うが、そればっかりだと守りに入ってしまうなあと。
- 何ごとも、日ごろの練習、積み重ねがすべて。
- もうダメだと思っているときこそ、いいところまでいっているからもう少し頑張れ、という今年読んだ羽生さんの名言を思い出した。あれは金言だ。
レース後の肉体
- 当日は家で風呂に入る
- 熱が37.5度ぐらいまで出たが、21時に寝て7時に起きたらさがっていた。意外と筋肉痛もひどくなく、前日に貼りまくったロキソニンテープ(医薬品のサロンパスみたいなの?去年整形外科でもらったやつ)のおかげか。
- 3日後経過したいまは右足の甲が少し痛いことを除けば、ほぼ正常
普段の練習でもう少しロングな距離をやっとかないとなあ、とは思った。レース後の回復がはやいのは、練習の成果だとは思うけれども、30km以降はほぼ精神との闘いでジョギングがどうこう、という話やペースではなかったので、あれを気持ちよく走れるようになったら楽しいだろうなと思う。オリンピック級の人々は30km過ぎで仕掛けたりとかしているが、本当にすごいと思う。同じ人間とは思えん。
それにしても、30も過ぎて、なんとなく自分が一段と成長したような気がしてうれしい。また走ろうかとぼちぼち思いはじめている。2月の木津川マラソンもエントリーはしているので、なんとか5時間半切りを目指したい。