図書館から借りてきた本など

いちおう読書の記録なんぞ。

生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある

生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある

たいへん面白かった。徳島県海部町(現・海陽町の旧海部町地域)だけ、周囲と比べて突出して自殺率が低いことのフィールドワーク調査。この地域にはいくつかの「自殺予防因子」があることを明らかにしていたのだが、なぜここにだけそれがあるのかは、よくわからない。昔の住民がそのような地域づくりをしていた、ということになるのだろうが、現代のまちづくりも「どこも似たようなものになる」とあきらめることなく、市町村レベルでいろいろ関与することで「この町なとなりまちとは違う!」という独自性を出せるのかもしれないなと思った。もちろん、昔に比べるとモノやヒトの移動が活発になっている現代は、単純に比較できるものではないと思うが。

これも面白かった。「もうダメだ」と思ったときは、結構いいところまで来ていることが多い、という羽生さんの発言に幾度となく勇気づけられた。確かに、いいところまで来てさえいないときは、もうダメとも何とも感じないのである。この言葉は何十年後かに孫に伝えたい。

JAPANESE MAKERS: 日本の「新」モノづくり列伝

JAPANESE MAKERS: 日本の「新」モノづくり列伝

MAKERSのパクリみたいな表紙だが、学研やるな。中身は日本のものづくり分野におけるすごい人、変わった人を紹介したもの。いまいちMAKERSを読んでも、そういうものづくり分野と自分との今後の関わりについてピンとこなかったのだが、ちょっとヒントを得たような気がした。別に構えることなく、ちょっとやってみたいことをやればいい。

ホントは日曜日返却期限でした、すみません生駒市図書館。