傍聴・第5回奈良県営競輪あり方検討委員会

第5回奈良県営競輪あり方検討委員会の開催について
 下記のとおり、第5回奈良県営競輪あり方検討委員会を開催します。

 1 日 時  平成25年9月11日(水)  午前10時〜午前12時
    
 2 場 所  奈良県営競輪場(奈良市秋篠町98)
   飛天交流館 2階
 3 議 題
    (1) 車券売上状況及び経営改善策の取り組み状況
    (2) 包括外部委託導入に向けた状況
    (3) 競輪界の動向
    (4) その他

を傍聴しに行ってきた。

簡単にまとめると、

  • 3年間の包括外部委託に向けて着々と進めている。9月県議会(9/17-10/7)でOKが出れば実行に移る。
  • 11月末には委託先を決めるらしい。現状すでにアテはあるっぽい*1
  • 車券払戻率については具体的な引き下げのメドはたっていないとのこと。たぶん厳しいのだろう、説明資料でも小さく触れるのみであった。

ぼくはどうしても存続してほしいとか絶対に廃止してほしいという特定の立場ではないので、あと3年続くと言われればそれはそれでOK、というぐらいの意見しかないのだが、利益が出てナンボというのが公営ギャンブルの世界。

前回の第4回は出られなかったので、ちょっと経緯を完全に把握はできていないのだが、収支のシミュレーションの表が気になった。第3回のときは、G3春日賞の売上が来年以降年率で2%減と5%減の2例が提示されていて、包括委託しても、払戻率が75%のままなら厳しい、という話だった。しかし、今回の資料に掲載されていたシミュレーションは、売上は年率2%減のみが記載されていて、それで「包括外部委託を導入すれば3年後のH28年には累積赤字解消の可能性がある」というもの。ちょっとこれはフェアでないというか、継続ありきという議論をしていると取られても仕方ない。今年の奈良競輪の売り上げは今のところ好調らしいし、年率5%減で控除率75%のままでも大丈夫、というシミュレーションを見せてほしいものである。

そもそも、こないだの高知の失格による売り上げ激減もあるように、春日賞の売り上げが年率n%減というのも、そんなに都合よくいくもんかいなー、とも思う。今年は西日本カップの売り上げもあって累積赤字がかなり減りそうらしいし、「だから今年度で終わりにしましょう」という理論も十分成り立つ気がする。

その他、ガールズケイリンに関する話とかいろいろ出ていたが省略。とりあえず来月のガールズは行くよ。

*1:まあできる会社は数えるほどしかないからね・・・