ガチで来るからヤバい

撤退の農村計画―過疎地域からはじまる戦略的再編

撤退の農村計画―過疎地域からはじまる戦略的再編

奈良県立図書情報館から借りてきて読んだ。うちの大学の図書館には、無料で県立図書情報館から取り寄せをしてくれるという大変ありがたいサービスがあることを最近知り、さっそく利用してみた。

本の内容についてはAmazonの紹介ページに詳しいので割愛するが、地域の人の力で少しずつがんばれ、みたいな作戦ではうまくいかない集落のほうが多いので、それをどうするのか?という話。これと、こないだ読んだ本の話は矛盾するような気がしたのだが、どうもそうではない。要するに、

  • もっと早く集落消滅は来るという可能性もあったが、少なくとも2010年代に入った現在ではまだほとんどない
  • 今後はガチで来るからヤバい

という認識は共通のようである。その、ガチで来る状況にどう立ち向かうのか、というアプローチなのである。

まーそんな話誰かがどうにかしてくれるからぼくらは都会でのほほんと過ごしてたらええよーという意見もあるとは思うのだが、どうもそれだとジワジワと忍び寄る影みたいなものが恐ろしいし、個人的にはこういう問題に対して何かアプローチをしたいという気持ちがある。まだまだ座学のレベルではあるのだが、そのうち立ち上がって何かに向かう可能性もある。