奈良競輪の今後について思うこと
奈良競輪あり方検討委員会を傍聴した件は先週書いたのだが、ちょっと時間が経過したので、思うことをまとめておきたい。
- 試算について
- やはり、控除率30%(払戻率70%)の試算には、売上減を含めた見積もりがあったほうがよいと思う。
- シミュレーションと言っていたが、いわゆるシミュレーションというのは津波被害のように、もっと因子が多くて通常の計算では時間がかかりすぎる場合に行うものだと思う。今回の場合の因子は以下のものしかないのだから、例えば「奈良記念の売り上げが4%減にとどまれば存続可能」とか「払戻率が73%なら存続可能」といった試算があるべき。計算してても出してないのなら、出すべき。それがないと議論が始まらない。
- 払戻率
- F1F2の通常売上
- 奈良記念春日賞の売上
- 払戻率変化にともなう売上減少
- 控除率については各地区の競輪場から2人ずつ出してプロジェクトチームを作って検討中とのことだったが、70と75の2択しかないのだろうか。個人的には、たとえば73とか72.5みたいな折衷案は出ないのかと気になる。
- 今後やってほしい施策
と、ここまで書いてみて、結局のところ「どうすれば売り上げがあがるのか?」というのに明確な答えがないし、データもないというのが一番の問題という気がする。これについてはまた追って検討してみたいテーマ。