寄藤文平さんの話を聞いてきた

http://kiito.jp/schedule/lecture/article/1220/
に、先週の土曜日に行ってきた。その前の週のシゴトヒトといい、最近こういう系のイベントづいているのだが、偶然重なっただけ。


寄藤さんというとR25とか東京メトロとかJTの広告が有名な人なのだが、何というかこの人はちゃんとした人だな、というのが第一印象。それは決して堅物という意味ではなく、もうちょっと説明してみると
何か物事をきちんと考えている(自分のやっていることについて意識的)
というのと、
話すことはとても感覚的でいろんな方向に飛んでいるが、それがまとまっているようにも思えてくるし、面白くもある
という感じだろうか。ぼくはそういう人は好きだし、また何年かしたら話を聞いてみたいと思う。

全体としては、publishするというのは何かをpublicにするということで、そのpublicということをいろいろ考えないと、みたいな話だったように思うが途中はファンモンとかの話が出ていていろんな方向に脱線しまくった。

ちなみにぼくが一番好きだったのは、「ずばり今の野望はなんですか?」という最後のほうにでた参加者の質問に対して、「最近は野望というものを持たないようにしているし、野望を持つってのはどういうことなんだろう、みたいなことを考えている」と高階的に切り抜けたところだった。

そして、会ってみて得られる情報量というのは本とかその他の手段でやりとりするものよりもはるかに大きい、とこないだ谷岡一郎さんの本に書いてあったことを思い出して、確かに、と感じたのであった。

あと、3/2までやっているこの展示はとても面白いので、デザインやってる人や興味がある人や本が好きな人にはオススメ。いや、オススメとかいうレベルではなく行かないと損する。
http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/1117/