ブッダとか仏教とか

忘却の彼方になる前に、読んだ本の話でも。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

koboで読んだ。koboについてはいい話はほとんど聞かないのだが、やっぱり軽いというのはそれだけで便利だと思う。書籍がもうすこし安いと嬉しい。

これを読んで思ったのは、坂口さんはブッダのような生き方をしている、いやブッダそのものではないかということだ。以前某所でキノシタはキノシタなりに仏教的に生きようと思っている、という話をしたのだが、具体的にそれはどんなことかと言われれば、とりあえず坂口恭平その人を見よ、とこれから言うことにする。まだまだぼくは修業が足りない。考えて考えて考え尽くすこと、そしてその道を人に説くこと。

ブッダつながりでは

現代仏教論 (新潮新書)

現代仏教論 (新潮新書)

も読んだ。正確には、読んでいる。末木先生はぼくの大学時代のゼミの先生で、いま仏教はどうあるべきか、といった論考をたくさん発表している。wikipediaにも書いてあるのだが、先生は震災後「震災天罰論」で論争していて、その細かい経緯を知りたくて買った。表現の問題はあるとしても*1、「どこからが人災でどこからが天災かを明確に区別することはできない」という内容はとてもうなずけるものなので、気になる人は一読を。

*1:末木先生もその点は述べていた