曽爾村のサイトに非常によいことが書いてある件

月曜日の午前中に天理に用事(古民家リフォームの見学)があったのだが、ついでにドライブがてら曽爾(そに)高原*1まで行ってきた。天理から名阪国道で針ICまで出て、そこからR369で榛原経由。1時間ぐらいで到着する。

あいにくの雨(かなり大降り)だったのと、すすきの見ごろまではまだ1か月はあるかなあ、という感じだったのが残念だったのだが、温泉が奈良では珍しいマグネシウム質のぬるぬるっとした感じでとてもよかったし、物販含めてこじんまりとした感じは好感がもてた。

曽爾は定住促進事業とか、週末農業用の別荘とかいろいろ町おこし事業をしていて面白いと感じたので、家に帰ってから曽爾村のウェブサイトを見ていたのだが、ここに書いてあることが辛辣ながら非常によい。「曽爾村という田舎で暮らす極意」というページなのだが、

田舎暮らしはしたいが、勝手気ままに生活したい人は、別荘地やリゾート地など、地域との接点の少ないところを選択する方がよい。
田舎暮らしとは、その地域に根付き地域に溶け込み地域の原動力となることを意味する。

とか、

都会で経済的に安定していない人は、田舎へ来ても生活は苦しい。田舎暮らしを始めたら、都会時代より生活レベルは落ちる覚悟がいる。

とか。サイトにはあくまで曽爾村の話だと書いてあるけれども、田舎暮らしにあこがれる人々の夢を打ち砕くような記述が満載である。
ぼくはそういったところも含めて田舎暮らしに興味津々なのだが、妻は「わたしは別荘がいい、ということに気づいた」と言っていた。まあ、そういう踏み絵的な要素が満載のよい文章なので、なんとなく田舎に住んでみたいと思っている人はぜひ一度読んでみてください*2

*1:奈良以外の人に「そに」と言ってもたいてい聞き取ってくれない。Sony高原だと思われることも多い

*2:ただし、定住促進をしている地域がみんなこんな感じ、ではないとは思う。各市町村のいろいろな情報を探すことをお勧めします