ユニケージ勉強会@大阪
http://www.usp-lab.com/index.html
http://www.jus.or.jp/benkyokai/11-02.html
シェルスクリプトによる基幹システム開発手法「ユニケージ」の勉強会に出てきた。USP研究所の當仲さんはとても面白い人で話を聞きこんでしまったが、思ったことや印象に残ったことをいくつか。
印象に残ったこと
- 最大のボトルネックは人間。ソフトと人間ではなくソフトとソフトが対話するほうが速い
- 受け入れられるものをつくることが大事。お金はあとでついてくる
- パイプでつなげば誰でも簡単にマルチスレッドプログラミング
- システムという単語にコンピュータという意味はない。システムは業務のなかにある
- 一元化された技術とI/Fがあればさえないあんちゃんでも1人で全システムが作れる=システム開発非分業化
- 1000万人のデータ検索で0.2秒
- kvs的な持ち方なのでレイアウト変更不要。
- unix power toolという本でみつけた排他制御 umask0222
- /tmp/fifoなんてのがある
- システムコールをコマンドにしてしまう
- 紹介された事例は、画面はwebだが裏側はシェルでcgi
- 共有せず全有する。インクルードはせず個別ベタ。sedで置換したらよい
- シェルスクリプト開発では「一度変数に出す」ということはない。ファイルを直に操作する
- データを全部出してもらってから作る。データがないとデータは出ない。一休さんの虎の話のようなもの
- 公私融合
- 絶賛求人中
- システムは業務にあり、業務を積み上げたのはユーザ
思ったこと
- UNIXの考え方というかUNIX哲学というのは面白い。コンピュータと哲学は似合う。
- http://usptomonokai.jp USP友の会。はいろう
- テキストファイルなのですぐ開発がはじめられる、ということは現代でも生きるメリット。すぐ開発がはじめられるということに極度に注力したらおもしろいものができそう
- 共有せず全有するというのは、subversionに対するgitみたいな考えかたか。
「まあviはフツーに使えるけど」というレベルのぼくはシェルがものすごく得意というわけではないが、昔からMS-DOSのバッチを書いていた身としては思想的に共感するものが多かった。とりあえずUSP友の会に入ろう。